• ブログ主:こうさん
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    (2020年~)自分の経験を発信するためブログを始める。
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【転職・昇進に必須】臨床検査技師が取るべき専門資格«健康サポート分野»

私は臨床検査技師として7年ほど働いております。


その中で病院、クリニック(健診・ドック)、検査センターと渡り歩いてきました。つまり2回転職しているわけですが、実際には10社ほど内定をもらいました。


転職を成功させるためにそれぞれの職場で数々の資格を取り、自分の武器としています。


さて臨床検査技師として数年~10年ほど働いていると自分をグレードアップしたいとか新しいことにチャレンジしたいという思いが沸いてくることでしょう。

より高収入を得たい、新しい職場に移ってみたい、今とは違う仕事をしたい…そんな次のステップに進むため必ず必要になってくるのが「資格」です。


ステップアップを申請するうえで根拠・強みとなるものです。


今回は臨床検査技師として取得できる専門資格、特に健康サポート分野における資格について確認していきましょう。


この記事では以下の内容で進めていきます。

・基本情報(内容、受験資格、日程)
・取得までの流れ、取得意義
・合格対策



私は主に生理機能領域で仕事していましたので、そのあたりの資格を多く取得しました。病院からクリニックに転職するときは良い人材だと判断されたらしくかなりの武器になりました。

しかし2度目の転職では生理機能以外の仕事をしたかったため医療以外の分野も含め幅広く資格を取った結果、選択肢も増え現在は充実した毎日を送っています。


人事部や上司と雑談しているとやはり「資格は強いな」といった話になり心の中で誇らしい気分になっています。


ということで今回は自分の経験や人事部・先輩や上司の話をもとにお伝えしていきたいと思います。

資格紹介

資格を紹介する前に1つだけ大切な心構えをお伝えしたいと思います。

それは実際に資格を申し込むときや勉強している時に「なぜこの資格をとるのか」を明白にしておくということです。


現在担当している仕事に関わる箇所ならモチベーションを保てますが、担当業務と直結しない箇所の勉強はなかなか酷なものです。しかし資格取得後のビジョンが見えていれば、この箇所も重要な知識だと思えるはずです。


では各資格についてみていきましょう。

この記事では以下の項目で紹介していきます。

・内容、取得の強み
・日程、合格までの流れ
・受験資格





健康運動指導士

<前提条件>
①4年制大学卒の臨床検査技師
②合計20日間(連続ではない)の講習を受けられる環境である

運動プログラムの作成や指導計画の調整を行うための資格です。実際に生活習慣病等の患者に運動指導を行う業務に就いている方もいるかもしれません。しかしそれ以外の臨床検査技師の方もぜひ取得を目指してほしい資格です。

他の資格と異なり、最大104単位もの講習を受けなければなりません。しかしそれだけ濃密な知識として頭に残り続けるでしょう。

運動指導の土台となる資格です。臨床検査技師が患者と接することが多くなってきている今、生活の中での健康維持・疾患予防方法をアドバイスする機会は増えてくるでしょう。また人間ドック・健診業務を行っている臨床検査技師は必ず取っておきたい資格です。

あなたの今までの経歴によっても変わりますが、受験資格の修了カリキュラムは最大で20日間かつ連日ではありません。今後10年~20年の臨床検査業に比べたらほんの一瞬ですし資格は永久に残ります。スキルアップしたいと本気で伝えれば誰も咎めたりはしません。積極的に行動しましょう!


[主催]
健康・体力づくり事業財団

[試験]
試験日:年2回(9~12月頃、2~3月頃)
試験内容:筆記

[費用]
受験料:13,619円
審査料:2,095円(※養成校で講座修了者のみ)
登録料:24,200円

[合格までの流れ]
①講習会カリキュラムをすべて修了する
②各書類を用意する
③申し込む(期間:案内を確認ください)
④受験チケット(バウチャー番号)が届く
⑤受験のオンライン予約
⑥試験
⑦合格通知が届く

[受験資格]
●健康運動指導士養成講習会において、受講申込コースの全課程を修了する
●現在講習会を受講しており、各試験回の受験申込締切日までに修了予定である


[養成講習会について]
(受講までの流れ)
①各書類を用意する
②申し込む(期間:案内を確認ください)
③書類審査
④受講決定通知が届く
⑤受講料払い込み
⑥受講

(受講資格・費用)
<104単位コース>:262,500円
●臨床検査技師等国家資格を保有し大学(修業年限4年以上)を卒業している
<70単位コース>:194,500円
●医師、保健師、管理栄養士の資格を保有している
<51単位コース>:144,500円
●4年制体育系大学卒業または卒業見込みである
<40単位コース>:121,500円
健康運動実践指導者の資格保有者
●スポーツプログラマー、アスレティックトレーナー、フィットネストレーナーのいずれかの資格(日本スポーツ協会公認資格)保有者
●GFIエグザミナー、GFIディレクターのいずれかの資格(日本フィットネス協会認定資格)保有者


[詳細ページ]
(健康運動指導士概要)
健康ネット
健康運動指導士(health-net.or.jp)
(健康運動指導士養成講習会)
健康ネット
健康運動指導士養成講習会開催要領 (health-net.or.jp)





健康運動実践指導者

上記の健康運動指導士が作成したプログラムの実践指導を行えるようになる資格です。健康運動指導士とは異なり、口頭だけのアドバイスにとどまらず自ら見本を示せる実技能力や集団に対する運動指導など講習的要素を行えるようになります。しかし健康運動士の領域である運動プログラム作成など個人に合わせた計画を設計するノウハウは習得できません。


医療機関等で働く臨床検査技師にとってこの資格は、ルーチン業務の質の向上やあなた(臨床検査技師)の可能性を広げられます。

健康維持や疾患予防のための運動を実演できる能力は患者に具体的な体の使い方(動かし方)を指導でき、またこの資格取得をきっかけに自分の勤務先で運動講習会を開けば、より患者の健康維持・疾患予防に貢献できます。臨床検査技師としての可能性を広げられるでしょう。

健康運動指導士も取得すれば、患者1人1人の状況に合わせた運動指導をすべて担うことができ、運動指導分野では確固たる自信と信頼をえられます。見返りもあるかもしれませんよ。


[主催]
健康・体力づくり事業財団

[試験]
試験日:講習会後(年6回、詳細は案内を確認してください)
試験内容:実技、筆記

[費用]
受験料:12,381円(講習会受講料と合わせて納金)
講習会受講料:124,762円(教科書代含む)
登録料:22,000円

[講習会受講→試験合格までの流れ]
①各書類を用意する
②申し込む(期間:案内を確認ください)
③受講決定通知等が届く
④受講料と受験料を支払う
⑤講習会受講
⑥最終日に試験
⑦講習会修了書授与
⑧資格登録手続き
⑨証書が届く

[受講資格]
●体育系短期大学又は体育専修学校(2年制)もしくはこれと同等以上の学校を卒業している(卒業見込み含む)。
●3年以上運動指導に従事した経験がある
●運動指導に関連する資格を有する
保健医療に関する資格を有する(臨床検査技師など)
●学校教育に関する資格を有する

[詳細ページ]
健康ネット
健康運動実践指導者養成講習会開催要領 (health-net.or.jp)





日本糖尿病療養指導士

糖尿病外来のように専門外来等で糖尿病療養指導士として働くこともできます。この記事では臨床検査部に所属しつつ糖尿病療養指導士の知識や技術を活かせるということをお伝えしたいと思います。

日本糖尿病学会では「糖尿病患者を医師、糖尿病療養指導士を持つ他医療スタッフでフォローしていく」という流れになっています。日々検査していても糖尿病患者を検査することは何ら特別なことではないです。しかし糖尿病の治療法(薬など)や生活指導の領域まで詳しくない検査技師は多いです。


つまり糖尿病患者の検査に少しでも携わっているのであれば糖尿病の深い知識を持ち、患者と関わることがあればこの知識と技術で患者にアドバイスしたり他医療スタッフと連携を取らなければなりません。

結果として糖尿病患者に高品質な医療を提供することができ、高品質な医療を提供している医療スタッフも価値が上がります。


[主催]
日本糖尿病療養指導士認定機構

[試験]
試験日:
試験内容:筆記(CBT方式)

[費用]
受験料:22,000円

[合格までの流れ]
①指定の医療機関で2年以上糖尿病患者の療養指導業務に従事する
①’かつ通算1,000時間以上糖尿病患者の療養指導を行う
②糖尿病療養指導の自験例を10例以上集める
③日本糖尿病療養指導士認定機構が主催する講習(eラーニング)を受講する
④各書類を用意する
⑤申し込む(期間:例年11月中旬~12月上旬)
⑥試験
⑦合格通知が届く
⑧証書が届く

[受験資格]
●指定の医療機関で過去10年以内に2年以上継続して勤務し糖尿病患者の療養指導業務に従事し、かつこの間に通算1,000時間以上糖尿病患者の療養指導を行う
●「糖尿病療養指導業務に従事した期間」に当該機関で携わった糖尿病療養指導の自験例が10例以上ある
●日本糖尿病療養指導士認定機構が開催する講習(eラーニング)の受講を修了している

[詳細ページ]
日本糖尿病療養指導士認定機構 (cdej.gr.jp)





栄養サポートチーム専門療法士

静脈、経腸、経口による栄養管理の知識習得を証明できる資格です。従来から患者の栄養管理は看護師の業務範囲であるため、チーム医療が中心の現在においても看護師を中心として栄養サポートチームが成り立っているといえます。

あなたの職場でも栄養サポートチームが組まれ、回診に参加している臨床検査技師の方が多いでしょう。回診では栄養サポートをテーマに臨床検査の立場から意見を述べると思います。ここで専門療法士を持つ臨床検査技師であれば臨床検査と栄養管理の双方を考慮した意見を述べることができ、発言力と厚い信頼を得られることは間違いないです。

また栄養サポートチームの回診に参加していない方も専門療法士の資格取得を目指す意義はあります。今後栄養管理に携わる可能性もありますし、ルーチン業務の中での検査結果の推移分析の力になってくれます。

検査結果の変動を栄養管理の視点から見ることができれば、迅速に対応できる力がついてくるでしょう。


上位資格には臨床栄養代謝専門療法士があります。


[主催]
日本臨床栄養代謝学会

[試験]
試験日:10月頃
試験内容:筆記

[費用]
受験料:10,000円
認定料:20,000円

[合格までの流れ]
①臨床検査技師として5年以上働き、その中で栄養サポートに関する業務に従事する
②認定教育施設で合計 40 時間の実地修練を修了する
③学術活動を審査基準の30単位以上取得する
④症例報告書に記載する症例(1件)を準備する
⑤申し込みから10日以上前に日本臨床栄養代謝学会に入会する
⑥WEB事前登録をする
⑦各書類を用意する
⑧申し込む(期間:7月)
⑨書類審査
⑩試験
⑪合格発表
⑫認定手続き
⑬証書が届く

[受験資格]
●認定対象国家資格により5年以上医療・福祉施設に勤務し、当該施設において栄養サポートに関する業務に従事した経験を有する
●日本臨床栄養代謝学会学術集会に1回(10単位)以上、日本臨床栄養代謝学会主催のNST専門療法士受験必須セミナー(旧JSPEN臨床栄養セミナー、コ・メディカル教育セミナー10単位)に1 回以上参加することを必須とし、この単位数を必須単位数とする。必須単位数30 単位以上を有するか、または必須単位数に加え日本臨床栄養代謝学会が認める栄養に関する全国学会、地方会、研究会への参加単位数の合計が30単位以上あること。なお「バーチャル臨床栄養カレッジ」修了証については非必須10単位を認める。

まとめますと
(必須)
〇日本臨床栄養代謝学会主催の学術集会・NST専門療法士受験必須セミナーに1回ずつ参加

+(必須単位を30単位取得)
〇上記学会・セミナーを合わせて3回以上参加する

もしくは
+(他認定単位を30単位取得)
日本臨床栄養代謝学会が認める学会や研究会に参加する

●栄養サポートチーム専門療法士認定規定の第4章により認定された認定教育施設において、合計40時間の実地修練を修了している

[詳細ページ]
NST専門療法士認定資格制度
日本臨床栄養代謝学会 (jspen.or.jp)






まとめ

今回は臨床検査技師が取るべき専門資格、特に健康サポート分野について紹介しました。

これから臨床検査技師は患者と直接接することがますます増えてきます。そんな中で患者の状況を判断し迅速に行動したり、アドバイスする力は重要になってきます。今のうちから健康サポート分野に力を入れることで他の技師と差別化され自分の価値が上がることでしょう。


積極的に資格を取得していきましょう

まずはどんな内容を勉強しなければならないのかホームページをぼんやり眺めてみるのもありでしょう。とにかく小さなことでも良いので行動してみることが大切です。いつのまにか資格取得へと気持ちが切り替わっていると思います。


資格は最もかんたんに個人を客観的に評価できるものです。ですから臨床検査技師というだけではなく1社会人としての資格も取得しておかなければなりません。

以下の記事では社会人が取得しておくべき資格を紹介していますので合わせて参考にしてみてください。

また私のブログでは今回のような、臨床検査技師関連の記事やスキルアップに関する記事を更新しています。他にもお悩みがある方はぜひ他記事もご覧になってみてください。
カテゴリーページ:臨床検査技師
カテゴリーページ:スキルアップ




今回もお読みいただきありがとうございました。





ではまた次回に。。





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