• ブログ主:こうさん
  • (2014年~)臨床検査技師として医療界で7年ほど従事。
    (2020年~)自分の経験を発信するためブログを始める。
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【転職・昇進に必須】臨床検査技師が取るべき専門資格«治験分野»

私は臨床検査技師として7年ほど働いております。


その中で病院、クリニック(健診・ドック)、検査センターと渡り歩いてきました。つまり2回転職しているわけですが、実際には10社ほど内定をもらいました。


転職を成功させるためにそれぞれの職場で数々の資格を取り、自分の武器としています。


さて臨床検査技師として数年~10年ほど働いていると自分をグレードアップしたいとか新しいことにチャレンジしたいという思いが沸いてくることでしょう。

より高収入を得たい、新しい職場に移ってみたい、今とは違う仕事をしたい…そんな次のステップに進むため必ず必要になってくるのが「資格」です。


ステップアップを申請するうえで根拠・強みとなるものです。


今回は臨床検査技師として取得できる専門資格、特に治験分野における資格について確認していきます。


治験業務を行っている医療機関は多くはありません。あなたが勤めている医療機関では治験業務を行っていますでしょうか。臨床検査技師として少しでも関わりがあるのであれば、積極的に学んだ方がいいです。


あなたの足元に転がっているチャンスを無駄にしないでください。


私がそうでしたが今置かれている環境の良さは離れてから初めて分かるものです。獲得できるものはすべて吸収してください。治験領域の知識はいつどこで役に立つか分かりません。


あなたの経験を買われ、本格的に治験分野で高給を条件に話が舞い込んでくることもあります。そのためには経験を証明する資格が有効です。


治験分野の資格について詳しく紹介していきますので参考にしてみてください。
この記事では以下の内容で進めていきます。

・基本情報(内容、受験資格、日程)
・取得までの流れ、取得意義
・合格対策



私は主に生理機能領域で仕事していましたので、そのあたりの資格を多く取得しました。病院からクリニックに転職するときは良い人材だと判断されたらしくかなりの武器になりました。

しかし2度目の転職では生理機能以外の仕事をしたかったため医療以外の分野も含め幅広く資格を取った結果、選択肢も増え現在は充実した毎日を送っています。


人事部や上司と雑談しているとやはり「資格は強いな」といった話になり心の中で誇らしい気分になっています。


ということで今回は自分の経験や人事部・先輩や上司の話をもとにお伝えしていきたいと思います。

資格紹介

資格を紹介する前に1つだけ大切な心構えをお伝えしたいと思います。

それは実際に資格を申し込むときや勉強している時に「なぜこの資格をとるのか」を明白にしておくということです。


現在担当している仕事に関わる箇所ならモチベーションを保てますが、担当業務と直結しない箇所の勉強はなかなか酷なものです。しかし資格取得後のビジョンが見えていれば、この箇所も重要な知識だと思えるはずです。


では各資格についてみていきましょう。

この記事では以下の項目で紹介していきます。

・内容、取得の強み
・日程、合格までの流れ
・受験資格




治験コーディネーター(CRC)

医療分野の発展で新薬が次々と治験段階に入っています。そんな現状で治験コーディネーターの需要が高まっていることは言うまでもありません。しかし治験を行っている医療機関が少ないのも現状です。それは施設の少なさもありますが、高齢社会を迎えている現状としてはこれから設備の整った医療施設は増えてくると思います。人員が少ないという点では今後10~20年先も治験コーディネーターは安泰であると言えるでしょう。求人も増えてくるはずです。

治験コーディネーターを行うスタッフが少ない理由としては、世間的にマイナーであること年収や休日の在り方があまり知られていないこと、一度臨床検査業務についてしまうと勉強の深みから周囲の業種の魅力に気が付くことができないからです。


臨床検査業務から治験コーディネーターに転向すべきであるというわけではありません。しかし近い将来で伸びてくるであろう治験分野を経験しないのは確実に自分の価値を下げることになります。


先ほども触れましたが、自分の勤めている医療機関が治験業務を行っているのであれば、一度経験して資格を取っておくことを強くすすめます。
また資格を保有し、治験業界で勤めることになれば給与・昇進の面でかなり優遇されます。



CRCの資格はいくつも存在する

主催機関がいくつかありCRCの品質を保証する資格もいくつか存在します。それぞれ異なる価値がありますので詳細を交えて紹介していきます。

CRCの資格は以下の6つがあります。
(各項目へ飛べます)

日本SMO協会公認CRC

日本臨床薬理学会認定CRC

SoCRA認定CRC

SMONA公認CRC

日本癌治療学会認定CRC

日本人類遺伝学会ゲノムメディカルリサーチコーディネーター



    

〚日本SMO協会公認CRC〛

現在日本で保有者が最も多いCRC資格です。そのため一番メジャーなCRC資格であり、客観的評価も得られやすいでしょう。

[主催]
日本SMO協会

[試験]
試験日:年1回
試験内容:筆記

[費用]
受験料:12,000円
公認証発行料:5,000円

[受験資格]
●日本SMO協会が定めるCRC導入教育研修を修了し、修了証を取得している
●導入教育研修修了日より、2年以上のCRC実務経験を有する
●要綱細則に定める所定の継続教育の基準に適合している

[詳細ページ]

公認CRC・SMA制度
CRC・SMAのエキスパートを目指す方へ | 日本SMO協会 (jasmo.org)



   

〚日本臨床薬理学会認定CRC〛

臨床薬理学会が主催のCRC資格です。そのためCRC知識と臨床試験薬の深い専門的知識が必要になり、CRC資格の中でも難易度が高い資格とされます。CRC業界では高い権威性を示すことができます。


[主催]

日本臨床薬理学会

[試験]

試験日:年1回
試験内容:筆記

[費用]

受験料:20,000円
認定料:30,000円

[受験資格]

●専任CRCとして2年以上の実務経験を要する
※専任:CRCとして週38.75時間相当の勤務
●CRCとしての活動実績を証明できる
・担当したプロトコール:5つ以上
・担当した症例:10症例以上
・所定の実務項目を経験する
●申請する試験開催年度から5年以内に学術活動(学会・講習会参加)を審査基準の50点以上取得する
●所属長または参加した臨床研究チームの責任医師からの推薦状を1通以上提出できる

[詳細ページ]

学会の制度|認定CRC制度について:日本臨床薬理学会 (jscpt.jp)



    

〚SoCRA認定CRC〛

アメリカに本拠地を置くCRCの教育・発展に寄与する非営利団体が運営しているJapan SoCRA ChapterのCRC資格です。国際的に通用する資格です。


[主催]

Japan SoCRA Chapter

[試験]

試験日:年1回
試験内容:筆記

[費用]

(受験料)
会員:$395(約41,000円)
非会員:$450(約47,000円)
コンピュータベース試験申請:受験料+$175(約18,000円)

[受験資格]

●申請から過去5年間にCRCとして2年間の実務経験を有する

[詳細ページ]

At Home Testing (socra.org)



    

〚SMONA公認CRC〛

SMONA(協同組合臨床開発支援ネットワーク)は厚労省より認可された協同組合です。そのため多くの中小企業が加盟しています。新薬開発は中小企業の力も大きいです。そのためCRC業務において中小企業視点での治験知識・技術も大切であり、他のCRC資格と合わせてSMONA公認CRCも取得しておきたいCRC資格です。


[主催]

協同組合臨床開発支援ネットワーク

[試験]

試験日:年1回
試験内容:筆記

[費用]

受験料:10,000円

[受験資格]

●1年6か月以上のCRC実務経験を有する
●SMONA実施の基礎講習の受講および各SMO会社で実施される自社内実習100時間以上とカリキュラムを受講する
●学会の年会、学会の指定するCRC養成研修会、CRCと臨床試験のあり方を考える会議などに参加する

[詳細ページ]

SMONA教育研修・CRC認定制度
協同組合 臨床開発支援ネットワーク(SMONA)



   

〚日本癌治療学会認定CRC〛

抗がん剤等のがん治療薬の開発増加に伴い、治験の実施も増加しています。日本癌治療学会が主催するがん治療薬に特化したCRC資格です。ジュニアCRC(旧認定データマネージャー)の上位資格になるため、ジュニアCRC取得が条件になります。


[主催]

日本癌治療学会

[試験]

試験日:年1回
試験内容:面接

[費用]

認定CRC登録料:10,000円
ジュニアCRC登録料:10,000円

[受験資格]

(認定CRC)
●ジュニアCRCの資格を有し、資格取得後3年の実務経験を有する
●過去5年以内に参加した臨床研究において経験した症例のうち50症例以上を提出できる
●5年以内に日本癌治療学会学術集会に1回以上参加する
(ジュニアCRC)
●過去5年以内に参加した臨床研究において経験した症例のうち5症例以上を提出できる
●5年以内に日本癌治療学会CRC教育集会に1回以上参加する
●5年以内に日本癌治療学会メディカルスタッフのためのセミナーに1回以上参加する
●5年以内に日本癌治療学会学術集会に1回以上参加すること

[詳細ページ]

一般社団法人 日本癌治療学会 (jsco.or.jp)



   

〚日本人類遺伝学会ゲノムメディカルリサーチコーディネーター〛

ゲノム分野も大きく発展しており、再生医療や新薬開発などで徐々に普及し始めてきています。しかし臨床研究の際に他の分野に比べ倫理面で被検者にしっかりと納得してもらわなければなりません。そこでこの資格が活きてきます。

遺伝学の深い知識から研究における倫理、ヒトゲノム・遺伝子解析研究における法を理解し被検者へのインフォームドコンセントを的確に行える人材であるという証明になります。


[主催]

日本人類遺伝学会

[試験]

試験日:年1回
試験内容:筆記

[費用]

講習受講料:10,000円
受験料:5,000円
認定料:7,000円

[受験資格]

●指定講習会に参加する
※実務経験は問わない

[詳細ページ]

GMRC講習会・認定試験
GMRC 日本人類遺伝学会ゲノムメディカルリサーチコーディネーター
(gmrc-jshg.com)






臨床開発モニター(CRA)

企業と医療機関の架け橋となる職業で所属は製薬会社となります。治験現場での勤務ではなく、被検者と直接かかわることはありません。未経験でも働くことはできますが、臨床検査業務からの転向を検討する際に勤め先で治験業務を行っているのであればCRCの経験をしてから転向することで仕事がスムーズにこなせます。

資格取得の流れとしてはCRAとして勤務後に取得するのが一般的です。どちらにせよあなたが今病院などで臨床検査業務にあたっているのであれば治験の現場に深くかかわる、もしくはCRC業務を経験してみることが重要です。

その経験がいざCRC資格取得、CRAへの転向する時のフットワークが非常に軽くなります。


実際のCRA資格取得はCRAとして働き始めた後になりますが、ここで少し紹介しますので「こんな感じなのか」と思ってご覧いただければと思います。


[主催]

日本CRO協会

[試験]

試験日:年2回
試験内容:筆記

[費用]

受験料:15,000円
登録料:10,000円

[受験資格]

●日本CRO協会が定めるCRA教育研修制度を修了する
※日本CRO協会会員の企業が社員に実施

[詳細ページ]

CRA教育研修について
一般社団法人 日本CRO協会 (jcroa.or.jp)






まとめ

今回は臨床検査技師が取るべき専門資格、特に治験分野について紹介しました。

新薬の開発が急速には進んでいる昨今で治験スタッフの需要はますます増えてきます。CRCやCRAに転向することはなくても、治験分野に深い理解がある臨床検査技師はこれからの医療業界にとって、なくてはならない存在になります。今のうちに知識を積んだりCRC業務を経験することで他の技師と差別化され自分の価値が上がることでしょう。


積極的に資格を取得していきましょう


まずはどんな内容を勉強しなければならないのかホームページをぼんやり眺めてみるのもありでしょう。とにかく小さなことでも良いので行動してみることが大切です。いつのまにか資格取得へと気持ちが切り替わっていると思います。


資格は最もかんたんに個人を客観的に評価できるものです。ですから臨床検査技師というだけではなく1社会人としての資格も取得しておかなければなりません。

以下の記事では社会人が取得しておくべき資格を紹介していますので合わせて参考にしてみてください。

また私のブログでは今回のような、臨床検査技師関連の記事やスキルアップに関する記事を更新しています。他にもお悩みがある方はぜひ他記事もご覧になってみてください。
カテゴリーページ:臨床検査技師
カテゴリーページ:スキルアップ



今回もお読みいただきありがとうございました。




ではまた次回に。。




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