• ブログ主:こうさん
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【現役検査技師が教える】検査技師の年収〚病院・クリニック・検査センター編〛

現在私は検査技師として7年ほど働いております。



病院2年、クリニック・健診センターで4年、検査センターで2年働いていました。



現在は週3日検査センターで働きつつこのような発信活動を行っています。




さて今回は

①臨床検査技師に興味があり年収を知りたい方、
②現在検査技師として働いていて年収300~400万円以下で先の将来に
不安がある方


に向けて解説していきます。






①に該当する方は「検査に興味があるし医療系って稼げそうだけど実際どのくらいもらえるんだろう」

と疑問に思っている方かと思います。




この記事ではそんなあなたの疑問に以下のポイントで答えていきます。

〇臨床検査技師の年収
・施設ごとの年収
(病院、クリニック、健診センター、検査センター)
・内訳

〇年収以外に臨床検査技師として得られるもの

〇他医療従事者との年収の差

好きなこと(興味があること)を仕事にすることも大事ですが、お金がついてこないと辛いものです。



この記事で実態を知っていただきたいと思います。





②に該当する方は「臨床検査技師として数年働いてきたけど、昇給額も思ったほどではないしもっと収入を増やしたい」とお悩みかと思います。



私もその気持ち痛いほどわかります。




この記事ではそんなあなたの悩みを以下のポイントに沿って解決していきます。

〇あなたの職場と他施設との年収の差を知る

〇内訳を確認してみる

〇他医療従事者との年収の差を改めて確認する

〇年収を挙げる方法を知り、行動する

前半はさらっと流し読みでいいと思います。


後半の「年収を上げる方法」はじっくり読んでほしいです。



現在の私もそうですが②の方は現状をどう良くしていくか、自分のできる方法を知ってすぐ行動してほしいと思います。



行動して月1~3万円増えるだけでもかなり心に余裕が出て、色々アクションを起こせる人間になれるはずです。



私や周囲の検査技師の経験をもとに解説していきたいと思います。

施設ごとの年収解説

正確には施設の規模や地域によって変わってきますが、ここでは平均値で解説していきます。



ここで施設規模や地域差による年収の差を少し解説すると、新卒の場合約140万円の差があります。(基本給約月3~5万円)



地域差は都市部に近いほど年収も上がってきます



病院・クリニック、健診センター、検査センターの順で解説していきます。





病院・クリニック

新卒の場合、1年目の平均年収は約350万円です。


中途の場合は今までの年収、経験を加味して決定されます。



特に秀でた能力や功績がなければ、今までの年収と同じか少し低くなると思います(約30~50万円)



年齢による年収の推移は以下のようになると思います。

臨床検査技師年収推移(病院・クリニック):独自調査
縦:年収(万円) 横:何年目か(年目)

青線:新卒入社→役職就かず
赤線:新卒入社→主任クラス(10年目)→技師長クラス(20年目)
緑線:中途入社→役職就かず


平均すると年収600~700万円付近が上限でしょうか。



緩やかに上がっていくというイメージかと思います。



しかし施設によって役職に就いたときの年収が800~1000万円になる施設もあります。


内訳

例えば年収400万円とした場合、内訳は次のようになります。
(新卒入社で5~10年目)

基本給 各種手当(月固定) 残業(10時間/月)

当直(2回/月)

ボーナス
(3か月分)

264万円
(月22万円)
交通費:20万円
職種手当:12万円
12万円 24万円 66万円

税金で40~60万円は惹かれると思いますので手取り額は約350万円となります。



この状態から資格を取ることで資格手当をもらえたり、昇給していくことで年収も上がってくると思います。



お金以外で得られるもの

病院やクリニックで働くことで収入以外にも特典があります。



年収が低いと感じても総合的に考えることで納得して働いている臨床検査技師もいます。



私や他の検査技師の経験上、お金以外で以下のようなものが得られると思います。

・気になることがあればすぐ検査できる

・予防注射や健康診断が優先して受けれる

・様々な医療機関の内部情報等を得られる

自分や周囲の人が健康状態が悪い時に即対応できる点はお金に変えられない特権だと思います。






健診センター

新卒の場合、年収平均は300万円ほどです。


中途の場合は「超音波検査」「採血」の経験により年収が大きく変わってきます。



年齢による推移は以下のようになってきます。

臨床検査技師年収推移(健診センター):独自調査
縦:年収(万円) 横:何年目か(年目)

青線:新卒入社→役職に就かず
赤線:新卒入社→主任クラス(10年目)→技師長(部長)クラス(20年目)
緑線:中途入社(資格・経験あり)→役職つかず


新卒の場合は、臨床経験がなく戦力として乏しいため年収は少ない傾向にあります。



しかし総合的に病院よりも臨床検査技師の年収は高い傾向にあり、役職についたり、臨床経験を積んだ中途入社の場合は年収が跳ね上がります。



また人間ドックを多く受け付けている施設は、収益が多いため給与にも反映されやすいです。



※人間ドックは診療法制度の適用外であるため




内訳

例えば年収350万円の場合、内訳は以下のようになります。
(新卒入社で5~10年目)

基本給 各種手当(月固定額) 残業代(10時間/月)

ボーナス
(3か月分)

240万円
(月20万円)
交通費:20万円
職種手当:12万円
12万円 60万円

手取り額は税金等でさらに少なくなり年で300万円前後となります。



基本的に健診センターは夜勤はありません。




お金以外で得られるもの

健診センターで働くことで収入以外にも特典があります。



年収が低いと感じても総合的に考えることで納得して働いている臨床検査技師もいます。



私や他の検査技師の経験上、お金以外で以下のようなものが得られると思います。

・気になることがあればすぐ検査できる

・予防注射や健康診断が優先して受けれる

・様々な医療機関の内部情報等を得られる

同じ医療機関ということで病院やクリニックと特に変わりはないです。






検査センター

新卒の場合、年収平均は約300万円とやや低めです。


しかし検査センターは企業であること、病理の細胞検査士を取得していることで年収は大きく上がっていきます。



年齢による推移は以下のようになってきます。

臨床検査技師年収推移(健診センター):独自調査
縦:年収(万円) 横:何年目か(年目)

青線:新卒入社→役職に就かず
赤線:新卒入社→主任クラス(10年目)→技師長(部長)クラス(20年目)
緑線:中途入社(資格・経験あり)→役職つかず


検査センターの規模にもよりますが、年収の推移は病院等と比べると大きいです。



しかし安定性には欠ける面もあり、例えば今回のコロナの影響で収益が下がると社員の給与にも響いてくる場合もあります。



ここは企業であるデメリットといえるでしょう。




内訳

例えば年収450万円の場合、内訳は以下のようになります。
(新卒入社で5年目)

基本給 各種手当(月固定額) 残業代(20時間/月) 夜勤(10回/月) ボーナス
(3か月分)
312万円
(月26万円)
交通費:20万円
職種手当:12万円
24万円 5万円 78万円

手取り額は税金等を引いて約400万円です。


検査センターは部署によって月の半分が夜勤の場合があります。



残業、夜勤は必ずこの回数・時間働くわけではないので若干変動してくると思います。




お金以外で得られるもの

検査センターは年収が高い分夜勤があったり、仕事内容もかなりハードです。



しかし高年収以外でも得られる部分があるからこそ、仕事へのモチベーションさらにも上がってくるわけです。



年収以外には以下のようなものが得られます。

・自分の環境によって柔軟に配属先を考慮してもらえる場合が多い

・医療機器メーカーの方とコミュニケーションをとる機会が非常に多く医療の最新情報を得やすい
(生活の役に立ったり、モチベーションの向上につながる)

・毎日の頑張りが昇進につながりやすくモチベーションも上がり、結果収入増加にもつながる






他医療従事者との比較

他の医療従事者との平均年収の比較になります。


多職種と比較し臨床検査技師は年収が低い傾向にあります。



しかし年収の他にもプラス要素があるので、総合的に見ていただければよいと思います。



以下の表はあくまで平均を挙げているので、施設の状況(スタッフの人数等)は加味していません。

(病院等医療機関)

  平均年収
(10年勤務)
業務内容 忙しさ 休みの取りやすさ +αの資格取得
臨床検査技師 400万円 検査 忙しい 取りやすい 検査、栄養系の資格
医師 1000万円 診察
手術
検査
かなり忙しい 取りにくい 多岐にわたる
看護師 480万円 看護
福祉
一部検査
かなり忙しい 取れるが勤務形態が安定せず
休んだ気がしない
看護、福祉、一部検査系の資格
薬剤師 530万円 調剤
薬の管理
忙しい 取りやすい 薬剤系
放射線技師 480万円 検査 忙しい 取りやすい 検査(放射線業務)系の資格
他コメディカル 400~450万円     取りやすい  

年収の差はあれど、業務内容や忙しさを見ると検査技師も悪くないと思います。



(検査センター)
検査センターでの検査系の職種には臨床検査技師、放射選技師があります。



検査センターでの放射線技師は放射性物質の検査を担当します。



危険手当が付きますが、平均年収は臨床検査技師と大きく変わりません。




病理部門で細胞検査士として働く臨床検査技師の年収は、10年ほど働くことで平均年収は他の検査技師よりも100万円ほど高くなり、500万円ほどに上がることもあります。






年収を上げるためには

自分次第なところもありますが、臨床検査技師の年収は基本的に高くありません。



「好きな検査の仕事もしたいけど年収も増やしたい」



こういった場合何か方法はあるのでしょうか。



よく私の友人や先輩と飲みに行くとこのような話になります。



その中で、私や周りの検査技師が実践していて収益が出ているものを紹介したいと思います。


まずは一覧で紹介しますね。

・夜勤、当直、残業を増やす

・+αの資格を取る

・学歴を上げる

・母校や他教育の場で授業・講演する

・副業にチャレンジする

ではそれぞれについて詳しく解説していきます。





夜勤、当直、残業を増やす

まず夜勤等を増やすことでどのくらい年収が増えるか例を挙げます。


夜勤…10回/月→12万円/年⤴
当直…2回/月→24万円/年⤴
残業…10時間/月→12万円/年⤴


この中で当直が一番負担が少ないと思います。


しかしどれも体を酷使するうえ、一時的に収入が増えるだけなのであまりおすすめしません。


若く体力のあるうちは積極的に行っても良いかもしれません。




+αの資格を取る

資格手当を得るための方法です。


施設や資格の種類にもよりますが、おおよそ月給に1万円プラスされますので資格手当1つで年収だと約12万円増えることになります。



さらにこの方法はスキルアップ転職の際にとても役に立ちます。



もちろん経験があれば転職の際に有利になりますが、資格を併せ持つことで人事にとって分かりやすい証明になり採用されやすくまた給与交渉も希望がとおりやすくなります。


少し興味を持った方は今すぐ行動しましょう。



まずは自分の勤めている施設にはどんな資格が手当の対象になるか確認してみましょう。




また短期間での資格取得や効率の良い勉強方法について以下の記事で解説しています





学歴を上げる

[これから学校に入る方、在学中の方]
他の職種も同じですが、国家資格を取って初めての就職では学歴によって年収に大きく差が出ます。



例えば専門卒と大学院卒では平均で75~90万円(月5~6万円)の差が出てきます。



今学校を検討している方はできるだけ頑張って大学へ入学した方がいいです。



在学中の方でお金に少し余裕がある方は編入という手段もあると思います。



年収に限っては高学歴の方が良いですが、それぞれの良さがありますのでそれについては別の記事にて詳しく解説しています。





[現在検査技師として働いている方]
検査技師の転職の際に学歴によって年収が決まることはほぼありません。



しかしスキルアップという意味で将来性のある細胞検査士の夜間養成校に通うというのもいいと思います。



また学歴とは少し異なりますが、スキルアップするため英会話教室など通ってみるのもありかと思います。



「忙しくてそんな暇はない」という方はオンライン学習で毎日30分~1時間でもいいので継続してみることを強くすすめます。



半年~1年後にはスキルはもちろん自信もみなぎっていることと思います。



日々の仕事に対しても自然と熱を入れて取り組めると思いますよ。






母校や教育の場で授業・講演をする

講演や授業は基本的に報酬が出ます。


状況によっては無償の場合もありますが、それでも次の機会につながってくると思います。



学生時代の先生や病院の先生などと交流が深い場合にこんなお誘いが来ることがあります。


「現役の臨床検査技師として何か話してくれないか」


こんなお誘いがきたらラッキーだななんて思いますよね。



しかしこのようなお誘いをたくさん受けるためにはちょっとしたコツがあります。



それは学生時代の先生の場合はとにかくコンタクトを取って世間話の間に自分が今どんな仕事をしているか詳細に伝えていくことです。



すると先生はこの話を学生にも聞かせてあげたいと思うわけですね。



そこから1発屋ではなく定期的に呼んでもらえるようにしていくわけです。



学生時代に成績が良く、先生とも交流が深かった方は最初から呼ばれやすいですがそうでない場合も先生とコンタクトさえ取れれば十分可能だと思います。


(例えば…学生時代から先生と交流が深い友人を経由してコンタクトを取るなど)




病院の先生などの立場の方は地域の講演や教育機関の(非)常勤講師として活動していることがあります。


この場合も現役臨床検査技師としてお誘いを受けることがあります。



このお誘いを多く受けるためには
・普段から交流を深めておく
 (たまに食事に行く仲など)
・人を引き付けるような話し方を身に着ける
 (教えるのが上手そうだと印象付ける)


この2点ができればたくさんのお誘いを受けることができます。


しかし不定期であることや1件当たりのギャラはそんなに高くはないので、年収を上げるという気持ちで取り組むと失敗しやすく自分の信頼も失ってしまうでしょう。



あくまでお金はただついてくるものという気持ちを忘れないようにすることが大切です。


それと得られるものはお金だけではないですからね。






副業にチャレンジする

副業がNGの場合は確定申告など慎重に行わなければなりません。


年収(副収入)を増やす方法で最も有効な手段です。



また副業といっても2パターンあります。

[検査技師として副業する]
一番メジャーなのが他施設にヘルプに行くという方法です。


この方法は副業が認可されていないと難しいです。


他施設に行くときは休みを取らなければなりません。


毎週行くとなると疑いをもたれてしまいます。



もし表向きは副業NGだとしても、しっかり交渉すればOKしてもらえることもあります。


※表向きに副業NGしておかないとみんな副業するかもしれないですよね。


では副業先で契約まで至るためにはどうすればよいのでしょうか。


ポイントは2つあります。
・知り合いの検査技師に橋渡しになってもらう
・他施設でも通用する技術を身につける


とにかく自らアクションを起こすことが重要です。



[その他副業にチャレンジする]

こちらは勤務先にばれずに行うことが可能です。


また本業の収入も超えることが可能です。



副業の種類や始め方については別の記事で詳しく解説していきます。






まとめ

今回は臨床検査技師の年収と現在の収入を上げる方法を解説しました。



いくら仕事に満足していても、お金がついてこないと人はだんだんネガティブに陥ってしまいます。



そうなる前に自分に合った方法で年収を上げることを考えないと結果として不幸な未来が待っています。



この記事を読んだ今から行動を起こしましょう。



私は現在、仕事内容には不満がありません。


しかし将来を考えると現状維持では辛い未来しか待っていないと考えています。



ですから色々なチャレンジをしつつ、同じ境遇である方に向けてこのように情報発信しております。



あなたも心に余裕ある未来に向けて準備していきましょう!




今回もお読みいただきありがとうございました。



ではまた次回に。。



参考

年収ガイド 年収・収入に関する総合情報サイト
https://www.nenshuu.net/

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