• ブログ主:こうさん
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【自動化で仕事がなくなる!?】臨床検査技師の将来性<徹底解説>

私は臨床検査技師として7年ほど働いています。



病院で2年、クリニック2年、現在は検査センターで3年ほど勤務しています。




さて医療職は世間的に安定している職業の一つといわれています。



臨床検査技師もその一つで多くの方は安定している医療検査職としてこれから頑張ろうと新卒入社したと思います。



しかし実際働いてみると臨床検査技師の将来に暗雲が立ち込めているという現状を突き付けられていることでしょう。




仕事としては充実しているけどこの先臨床検査技師を続けていけるのか。


他の職種に転向した方がいいのか。


守らなければならない家族がいるから安易な行動はとれないし…



そんな不安・悩みを抱えていませんでしょうか?




大丈夫です!安心してください。




たしかに将来的には現在の臨床検査技師の役割・立ち位置は大きく変わっていくと思います。




今回の記事では今後も確実に臨床検査技師として働いていける方法、またこの先の臨床検査技師の役割が自分に合わないと思った場合の行動を解説していきます。



以下のような流れで解説していきます。

①なぜ将来性が危ういのか

②不安定な人生を回避するための方法

③具体的な行動方法


私自身も昨今の医療の発展や先輩方の見解を見聞きしてきてとても不安です。



しかし今は先輩の助言もあり様々な行動・チャレンジをしています。



私の記事ではただ「臨床検査技師の将来性は大きく変わってきます」という事実だけを述べるわけではありません。



その先の話である「どんな手段があるのか」「具体的に何をしていけばよいか」という部分まで深く解説していきます。




様々な医療現場を経験し色んなものを見聞きしてきた私だからこそ、ここまで深く伝えられるのではないかと思います。



あなたの不安や悩みが解消できると思います。



臨床検査技師の役割が変わってきている

この記事を見つけたあなたはなんとなく理解できていると思います。



10~20年前は他の医療従事者と少し性質が異なり、検査に没頭し患者とはあまり関わらない医療職でした。



世間的には現在も「裏で検査する人」という認識であったり、むしろ存在自体があまり知られていないことが多いです。



それがここ10年くらいで「チーム医療」や「患者中心の医療」という体制が主流となり検査技師が患者にアプローチする場面が増えてきました。



日臨技の宮島善文代表理事会長も以下のように述べています。

これからも、私たちは今まで以上に最新の技術や知識を習得するなど自己研鑽を積むと共に、チーム医療の現場に参画して患者にとって最善で最良の医療の提供に努めることが、私たち臨床検査技師の未来の扉を開くことになります。

一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会ホームページ「代表理事会長挨拶」より一部引用

つまり臨床検査技師の未来は患者に寄り添う「検査部門のエキスパート」というポジションを確立していかなければならないのです。



これは臨床検査技師全体ではなく、個人の存続にも共通する考え方だと思います。




なぜ将来性が危ういと言われているか

臨床検査技師の在り方の転換期であることは先ほど解説しましたが、なぜ将来性が危ういと現場でささやかれているのでしょうか。



その理由は2つあります。



1つ目は従来の検査技師の在り方・考え方が消失することで、そのギャップについていけなくなった、あるいは不満がある技師がいるということです。



検査技師界も医療界も今おおきな転換期を迎えています。



そんな中で医療現場の患者への体制やふるまい方に不満があり「臨床検査技師はもうだめだ」という心理になるわけです。



この点は本人の考え方や行動次第なので、この記事を見ているあなたは時代の流れに柔軟に対応できるようになれば、こんな不満を抱くことはないでしょう。




以前働いていたクリニックに某有名病院で15年ほど技師長を務めていた先輩ベテラン技師がおりました。



その先輩からは医学の知識・技術はもちろんですが、人生や医療従事者としての考え方を一番多く教わりました。




その中でも「時代に合った人材にならないと経験は無価値になる」という教えが今の自分を作っていると思います。



将来性が危ういと言われている現状でも必ずどこかに自分の在り方があるはずです。




2つ目は検査の自動化が飛躍的に進んでいるということです。



今では生化学や免疫検査、血球算定など自動測定機が当たり前になっていますが、もちろん10~20年ほど前は用手法が主流でした。



そしてこの技術の発展は止まることなく測定機はどんどん精密・高性能になってきています。



現在は検査結果にイレギュラーになると用手法によって人の目で確認しています。


しかし自動測定機の技術向上やAI搭載などで高性能になりイレギュラーへの対処も幅広く行えるようになってきているのです。


また今までは人の手でしかできなかった検査も自動化できるようになってきています。




たとえば各種標本作成から鏡検、微生物検査領域でいうと培地作成、検体の塗抹、判定まで自動で行う機器も開発され普及されつつあります。



このように従来は臨床検査技師の業務として行われていたことも人の手がいらなくなってきているわけです。




ではこのような現状で臨床検査技師として存続していくためにはどんな人材になっていけばよいのか次の項目で解説していきます。






生き残るためには…〚まだ十分間に合います〛

具体的に臨床検査技師の役割が大きく変わっていることが見えたと思います。


ここまではより不安が増しただけかと思います。



この項目では「現状まだ焦らなくてもいいワケ」「生き残るための考え方・解決策」を解説していきます。




〚存続戦争〛はまだ始まっていない

勘がいい方はすでにお分かりかと思いますが、現状は発展途上であるため全国の技師全員がスタートラインに立っている状態です。



時代の流れを感じ既に少し先を進んでいる技師もいますが、これからのあなた次第で十分に追いつき追い抜くことは可能です。




どの業種でもそうですが、時代の流れを感じ他人が取り入れないことを行っていくことができれば常に求められる人材になれます。




存続戦争が始まっていない今だからこそ焦らず冷静に行動できるはずです。





安定を手に入れるための考え方

この項目では自己啓発の要素が強いので、苦手な方は以下で紹介するポイントだけ読んでいただけたらと思います。



さて臨床検査技師の存続戦争が始まっていない今、新しい行動をする意義を理解していただいたと思います。



これから実際に行動するにあたってぜひ以下の考えを持って進んでいってほしいと思います。

・今は将来の土台を作っているに過ぎない

・今の行動が形になってくる(認められる)のは時代が追い付いてから

・自分が考え行動したものに無意味なものはない


今は将来の土台を作っているに過ぎない

時代の流れを読んで行動していくと「本当にこのまま続けていって求める未来はくるのか」「現状周りは普通に業務してるし自分は頑張って何をしているんだろう」と悩むこともあると思います。



実感がわかないのは当然です。



現状とは180°違う将来の準備をしているわけで、逆に今成果を実感しているのであればそれは将来の土台の材料には適していないということです。


(多少役に立つかもしれませんが…)



時代の変化は突如、形となって現れます。



現状維持で仕事していれば、いざ高性能の自動測定機が導入された時まっさきに人事異動、最悪くびを切られることだってあります。



ですから将来窮地に立たされないための準備をしていると考えてほしいのです。




今の行動が形になってくる(認められる)のは時代が追い付いてから

先ほどの「土台を作っている」という考え方と似ています。



この「形になるのは時代が追い付いてから」という考え方は何もしていない周りと比べてつらさを感じた時、周囲の人間に否定されたりバカにされた時に思い出してほしい考え方です。



先を読んで+αの行動しているのだから負担になるのは当然です。



また周囲の人間は今を精一杯生きているだけなので、先を読んだあなたの行動が理解されないのは当然のことです。




自分の考えを信じ継続できる人間が最後に笑って過ごせるというのは、生きていればなんとなくでもわかっているはずです。




自分が考え行動したものに無意味なものはない

自分のこれからの在り方について真剣に考え行動していても、必ずしもすべてが適合していくというわけではありません。



ですがその行動は無意味なものでも失敗でもありません。



仮に臨床検査技師について無知な人間が行動しているのであれば、的外れで身にならないこともあるかもしれません。




しかしあなたは違います。



職場は問わずして数年の現場経験があり、少なくても学生時代で臨床検査について学んできたはずです。



そんなあなたが考えた行動に無意味なものはないのです。



どこかで力になってくると思います。




例えばこれからの検査技師に有用そうな資格を取り、実際には役に立たなかったとします。



ですがその分野での知識があることで今までとは違う視点で考えることができます。


また未経験の仕事を任された時に役に立つこともあるかもしれません。



ですから行動すれば何かしら結果がついてくるわけす。



自ら考え行動することで既に無意味ではなく、活用する場面がまだ来ていないだけなのです。




具体的解決法〚3つの提案〛

途中で心が折れることなく行動する準備ができました。



ここからは実際にどのような道に進んでいけばいいのか大きく3つ提案したいと思います。




この先も自動化できない検査を極める

いくら自動化が進んでいるとはいえ人間のパフォーマンスを完全再現するには少なくともあと50~100年はかかるといわれています。



では臨床検査において機械がまねできない職とはいったいなんでしょうか。



答えは超音波検査士(呼吸を多く使う領域)、細胞検査士です。



超音波検査は現在、乳腺領域においてスキャン解析により自動化が普及され始めています。



しかし腹部領域のような呼吸調節を行う領域の自動化は難しいといわれています。


MRIやレントゲンと異なり呼吸調節のバリエーションが非常に多く患者とコンタクトを取りながら行わなければなりません。


そしてスキャン方向も適切な角度でないと描出できません。




細胞検査士は鏡検がメインの仕事になりますが、他分野の鏡検とは性質が全く異なります。


例えば悪性細胞を鑑別するにはN/C比やクロマチン量などいくつかの要素があり、これら要素を総合して鑑別しなければなりません。



悪性に近いけど正常の細胞であることも多く、他分野の鏡検の中で最も経験と感覚が必要になります。


自動鑑別機の数値と統計による判定だけでは拾いきれないのです。



しかし細胞診用の自動検査機もあり、鑑別が容易な検体はここでふるい分けできるようになっています。





1分野に特化した検査技師になる

検査の自動化が進んでも、その測定機を管理する人材が必要です。


また高性能な測定機がはじいたイレギュラー結果にも対処しなければなりません。




そのためにその分野に特化した検査技師が必要となってきます。




分かりやすく例を挙げると


〇高性能な機器の管理
基礎~最新の検査の原理を熟知し日頃のメンテナンスはもちろん、トラブルにも対処できる


〇はじかれたイレギュラー結果の対処
その分野のエキスパートであり、かつ他分野もしっかり理解していいることで、総合的な視点で適切な対処ができる



言葉ではかんたんに言えますが、実際は険しい道のりであると思います。




先ほどの超音波検査、細胞診以外の分野で存続したいと考えるのであれば以下のポイントを意識して行動していきましょう。

・最新の医療情報に対し常にアンテナを張っておく
(学会での情報、医学誌の情報など)

・検査機器の最新情報に対し常にアンテナを張っておく
(メーカーとの情報交換など)

・他分野の情報を関連付ける
(1分野に固執しない)

「臨床検査技師なら当たり前のことでしょ」と思って行動しているなら問題ないです。



しかしこれが普段のルーチン業務に追われ意外とできていない方が多いです。





他職種・他業種に転向する

「臨床検査技師として存続するには」というテーマで、ここでは全く逆のことを言っていますが、このような手段も当然ありだと思います。



「自動化できない検査を極める」「1分野に特化する」という存続方法を解説しましたが、生きるためには仕方がないからとイヤイヤながら行動すれば、勘がにぶり的外れな行動をしてしまいます。



そうならないために他職種・他業種に転向するのは全然OKだということです。



具体的な行動方法は次の項目で解説します。






早速行動しよう!〚手順解説〛

ここまで読んだ方は「早く行動しなければ!」とむずがゆくなっていると思います。


この記事ですべての手順を紹介したいところではありますが、長くなってしまい逆に読んでいて辛くなると思いますので、ここではその入り口をお話ししたいと思います。



以下のリンクから各行動の手順に飛ぶことができます。

超音波検査士なるための方法

細胞検査士になるための方法

1分野のエキスパートになる方法

他職種に転向する方法

他業種に転向する方法




超音波検査士になる方法

超音波検査士は実務経験が受験資格となります。


また症例レポートを10~20ほど作成しなければなりません。



つまり参考書で勉強して受かるものではなく、超音波検査を担当できる環境が必須です。



超音波検査を訓練・担当できる環境にない方にも向けて、超音波検査に触れるための方法~試験対策までを以下の記事で詳しく解説したいと思います。



※合格した私の友人の経験談と私自身の経験をもとに解説しています。





細胞検査士になる方法

細胞検査士は細胞診の教育課程が修了するか、実務経験を積まないと受験できません。



つまり学校に通わなければならないのです。



現在働いている方の中にはハードすぎて自分にはできないと思うかもしれません。




しかし自分に合った手段というのは、探せばいくらでも存在するものです。




私は現在検査センターで働いていて知り合いに細胞検査士がいます。また私のある友人は病理の道へ進み現在細胞検査士として働いています。



その経験談も含め、様々な環境下での受験資格獲得方法や試験合格、求人探し等解説していきます。





 

1分野のエキスパートになる方法

結論はインプットを継続することに限ります。



「やっぱり勉強か…」とナイーブになるかもしれません。



しかし焦ってハードルをいきなり高く設定する必要は全くありません。


ハードルをいきなり高くすると長くても2か月で挫折します。



具体的にどのような方法でインプットしていくか以下にまとめます。

・自主学習:どんな状況でも1日最低2時間を継続
(予定のない休日は5時間以上)
→参考書や医学誌を用いる

・資格取得にも力を入れる

・学会や講習会に積極的に参加する(4回/月~)
→当日中に内容をまとめる

・他職種(特に医師)との交流を深める

以下の記事では挫折しない継続方法と各インプット方法の内容について解説していきます。





 

他職種に転向する

臨床検査技師が担当できる業務は医療機関の検査だけではありません。



例えば治験コーディネーターや医療機器メーカーでアプリケーションスペシャリストとして働くこともできます。


まずはどんな職種があるのか調べてみましょう。()


意外と知らない職種があるかもしれません。



そして希望する職種が見つかり次第、スキルや資格、必要な経験、学歴について調べ行動していきましょう。()




()もしこの機会に他職種への転向を考えているのであれば以下の記事で職種について詳しく解説していますので参考にしてみてはいかがでしょうか。



()また医療機関での検査職以外の転職については以下の記事で詳しく解説していきます。





 

他業種に転向する方法

臨床検査技師として働き続けていきたいという思いが特になければ、この選択肢もありだと思います。



周囲からはせっかく国家試験を取ったのにもったいないとか言われるかもしれません。


しかしそんな虚言にゆらいではいけません。


実際に他業務に転向して安定した生活が手に入れば、周囲の意見は180°変わり「やっぱり転向してよかったね」などと無責任な言葉を投げかけてくるだけですからね。


そんな浅はかな周囲の言葉に自分の人生を流されてはいけないです。





ということで検査技師から他業務へ転向する際の手順や心構えについて以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。






まとめ

今回は臨床検査技師の将来性、今後の在り方について解説しました。



今回のポイントをまとめます。

・将来性が危ういと言われている
→転換期に不安を持つ技師の過言、検査の自動化による

・チーム医療や患者中心の医療に適応する技師にならなければならない
→超音波検査士、細胞検査士、1分野のエキスパート

・他職種、他業種に転向する道もある



どの業種も時代の流れをいち早く察知し行動していくことが人生の苦を回避するためには重要です。



しかし今まで意識してこなかった人がいきなり大きく動き出すことは、的外れな行動をしてしまいかねません。




結果労力だけ費やし「あれだけ頑張ったのにこんな結果か…」と立ち直れず、また新たな一歩を踏み出せなくなってしまいます。




そうならないためにもまずは最低半年は苦にならず継続できる行動を選択していきましょう。




どんな道に進もうと、余裕ある生活を手にすることができればこの道で正解だったと納得できます。



自分を信じて周りに流されずに突き進んでみましょう。





私のブログでは臨床検査技師の視点から生活を充実させる方法を解説しています。


ぜひ他の記事もご覧になってみてください。
カテゴリページ:臨床検査技師




あなたの充実した毎日に少しでもお力添えできればいいなと思います。






今回もお読みいただきありがとうございました。



ではまた次回に。。



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