• ブログ主:こうさん
  • (2014年~)臨床検査技師として医療界で7年ほど従事。
    (2020年~)自分の経験を発信するためブログを始める。
    (好きなもの)ドライブ・ゴルフ・資格取得・アニメ・ゲーム
  • プロフィール詳細へ
  • お問い合わせはコチラ

『吐き気、めまい、寒気…その症状は熱中症かも』対策と対応方法を徹底解説!

梅雨開けもそろそろ近づいてきています。


夏本番を迎える前に熱中症について知っておきましょう。



現在は外だけでなく室内での熱中症も警告されています。



さまざまな状況で熱中症を発症するリスクがあるのです。



熱中症で倒れてからでは遅いです。



それぞれの状況下の対策や対処方法について知っておいていただきたいと思い今回記事にしたいと思います。




またセルフチェックとしてどんな症状が熱中症の初期症状なのかという点も解説していきたいと思いますので、ぜひ最後までお読みいただければいいなと思います。



熱中症の基礎知識

まずはじめに体がどのような状態になった時熱中症になるのか、熱中症が進行するとどうなってしまうのか解説していきたいと思います。



発症要因

熱中症の発症要因を一言でいうと体温上昇による臓器への血液流入量低下です。


通常体温が上昇しても放熱機能により、体温が長時間過度に上昇するのを防いでいます。



しかし脱水等により、体が放熱できない状態になると体温を下げられなくなってしまい、様々な支障をきたしていくわけです。



体温上昇により臓器への血液流入量が低下する理由は、放熱機能により皮膚近くの毛細血管が拡張します。


すると血圧が下がり各臓器へ血液を送る力が弱くなります。


体温が下がらず長時間この状態続くと各臓器への血液不足により臓器不全を起こしていくのです。



熱中症分類

熱中症の簡単なメカニズムを知っていただいたところで、各段階について解説していきます。


重症度分類

参考:新潟大学保健管理センター -熱中症とは何か

※こむら返り:ふくらはぎに起こる痙攣(足がつるなど)


各対応としてはⅠ度以外は医療機関での治療が必要であり、Ⅲ度は命にかかわります。



熱中症の種類

(熱痙攣)
脱水状態で大量の水分のみを摂取した場合、体内の塩分濃度が薄くなります。


これにより筋肉細胞のコントロールが効かなくなり、過度の収縮(痙攣)をおこします。



(熱失神)
体温上昇により血管が拡張し血圧が低下します。


その結果脳に十分な血液が届かなくなることで起きます。



(熱疲労)
長時間の脱水状態により過剰な塩分・水分の減少が起きます。


これにより様々な症状を引き起こします。



(熱射病)
体温調節中枢である脳の視床下部まで障害された時、多臓器不全や高度の意識障害などを引き起こします。


※日射病と熱射病
高温多湿の作業環境で発症するものを熱射病、日光の直射で発症するものを日射病と言い分けていましたが、メカニズムは同じであるため最近では熱射病と総称するようになりました。



(種類別他覚症状)



熱中症の初期症状とその対応

ここからは熱中症の初期症状とその症状に対する対応について解説します。


この記事での最重要ポイントです。



セルフチェックはもちろんのこと、周囲の人がこれから挙げるような異常な状態であった場合にすぐ対応していただけると思います。



また初期症状といえど、重症度Ⅱ度以上になりかけている場合もありますので迅速に対応しましょう。



初期症状に対する対応

各初期症状を挙げる前に、すべてに共通する対応について解説します。


症状を自覚した時や周囲の人の様子がおかしい場合に最初に行ってください。


その際、意識確認も必ず行いましょう。



①涼しい場所に移動する

②体を冷やす
保冷剤等で首元、脇、足の付け根を冷やします。

また直接水をかけたり風に当たることも有効です。

一緒に服も緩める脱がす等行い体の熱を下げましょう。

③水分と塩分を摂取する
なるべく体液の組成に近い飲み物を摂りましょう。

体液に近い飲み物として

経口補水液>スポーツドリンク>食塩水(0.1~0.2%)となります。



自分で小さな異変に気が付く状態

まず最初に出てくる症状として吐き気、頭痛、筋肉痛や筋肉の痙攣が挙げられます。


ここで少し体調が悪いのではないかで完結せず、熱中症も考慮に入れて対応しましょう。


筋肉痛や痙攣はコールドスプレーで直接冷やすのも有効です。



周りも異変に気付く状態

ここから周囲も熱中症の症状に気が付くことができます。


症状として汗のかきかたがおかしい(拭いても拭いても汗が出る、汗を全くかいていない)、めまい、顔のほてりがあります。


またパフォーマンスが低下してくる段階でもあるので、周囲の人が速く気が付けるかが重要になってきます。



明らかな他覚症状

この辺りから意識がもうろうとしてきます。


症状としてまっすぐ歩けない、皮膚がとても熱い、皮膚が赤く乾いている、体がぐったりしている、力が入らないことが挙げられます。


早急に体を冷やす必要があります。


また水分・塩分補給が自力で行えない場合は、医療機関で点滴する必要がありますので素早く対処してください。


その間可能な限り水分・塩分補給を行い楽な姿勢を取らせてあげます。



軽い意識障害がある

この段階だと自分では適切な対処ができなくなってきます。


周囲の人の対応で今後の回復度が変わってきます。


具体的な症状として、目の焦点があっていない、呼びかけに応じない、反応が遅いとなります。


応急処置を行っている間に意識が鮮明になれば良いですが、改善しない場合は早急に医療機関での治療が必要になります。



また意識障害以外の症状が改善しない場合も医療機関の受診が必要です。



糖尿病の方は注意!

熱中症との鑑別疾患として低血糖発作があります。


例えば糖尿病治療中の方が薬を飲み忘れた場合などにおきます。



その症状は熱中症と似ている部分があり、

異常に汗が出る、手や指が震える、各所痙攣、顔面蒼白、頭痛、意識障害、異常行動です。



低血糖発作も疑われる場合は、糖分の入った飲み物を飲ませるかブドウ糖の錠剤を携帯している場合には口に含ませてあげましょう。



室内外での対策

熱中症を未然に防げるようそれぞれの環境でしっかり対策しましょう。


熱射病になりやすい条件

対策を知っていただく前に、どのような場合に熱中症が発症しやすいかを解説します。


根本を知っていただき、後述する対策をご自身の環境に合わせて行っていただきたいと思います。


環境

  • 前日より急に温度が上昇した日
  • 多湿な環境
    (汗が体外から出ず上手く放熱できなくなるため)
  • 涼しい室内から急に暑い外に出た場合
    (暑さに慣れていないため体温調節が対応できない)
  • 気温が最も上昇しやすい13時~14時頃
  • 水分補給せず長時間サウナにいた場合
  • 水温と気温の合計が65℃を超えるプール
  • エンジンを停止した車内



身体的素因

  • 小さい子供(10歳以下)
  • 高齢者(65歳以上)
  • 肥満者
  • 体調が悪く(下痢など)脱水傾向にある人
  • 疾患により発汗不良の人(先天性無痛無汗症など)
  • 睡眠不足



屋外での熱中症対策

・なるべく日陰を選んで行動する。

・扇子やうちわを携帯する。

・こまめに水分補給する。

・体調がおかしいと感じたら、すぐに涼しい場所で休息を取る。

・濡れタオルで身体を拭いて、風を送る。

・危険性の高い時間帯の外出を避ける。

・帽子や日傘で直射日光を避ける。


以上の通り外出するときは扇子やうちわ、飲み物、タオル等濡らせるものを携帯しましょう。


また冷却グッズとして携帯扇風機や冷却スカーフがおすすめです。



こまめに水分補給する理由としては少ない量で回数が多いほうが水分吸収率が最も高くなるからです。


また熱中症予防と飲み物について以下の記事で解説しています。

屋内での熱中症対策

・エアコンや扇風機を使い屋内の温度を28℃以下にする。

・エアコンと扇風機を併用する場合、扇風機をエアコンの吹き出し口に向ける。

・外出の20~30分前に外気との温度差を5℃以内に調整する。

・気温が低い明け方などに換気する。

・遮光カーテン、すだれ、打ち水などで屋内に入ってくる熱を軽減する。

・こまめに水分補給する。



服装等の熱中症対策

・衣服は麻や綿など通気性のよい生地で半袖・開襟シャツ、下着は吸水性や速乾性にすぐれた素材を選ぶ。

・通気性・吸水性のある寝具を使い、室温を涼しくして睡眠を十分にとる。

・食事を3食しっかりとり体調を整える。


寝具については色々試したわけではありませんが、愛用しているニトリのNクールは蒸れずにひんやりをキープしてくれるのでおすすめですね。



まとめ

熱中症はどんなものか知っていただけたかと思います。


正しい知識があれば、対策法の意図が分かり重要性を感じられるかと思います。



また外出中に周りの人が熱中症初期症状のような様子であれば、先で解説した対応を行ってみてください。


高齢者や小さい子供は自分で初期症状に気づきにくく、熱中症のⅡ度やⅢ度になっている可能性もあります。



意識の有無や症状を確認し自立できない場合はすぐに医療機関に連絡しましょう。


その間もできることは行ってくださいね。




多くの人が反射的に正しい対応をとれる世界になれば良いなと思い、このような記事を今後も書いていきたいと思います。




今回もお読みいただきありがとうございました。



ではまた次回に。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
入力欄はすべて必須項目です。