【何か隠している…?】本音と建前を見抜き真実を知る方法 <即実践可能!>

私は臨床検査技師という医療従事者として7年ほど働いていました。
患者や受診者の中には本音を隠している方が多いです。仕事にも支障が出ますから相手の本音を見破る方法を模索し実践してきました。
さて多くの人は本音と建前を使い分けています。しかし建前を鵜呑みにして失敗した方も多いのではないでしょうか。
空気が読めず、その場が凍りついてしまったことありませんか?
今回はそんな建前を見抜き本音を引き出す方法を解説します。
しかしながら今までに本や他の記事で勉強したことがあるかもしれません。そして思ったほど効果が出なかったからこそ、この記事にたどり着いたことと思います。
ですからこの記事では「確実で即実践できる方法」を解説し、さらには本音を喋ってしまいたくなる方法まで解説していきます。
仕事や家庭で相手の本音が分かれば、適切な行動をとれますし空回りすることもなくなります。相手の裏を取ることだって、かんたんにできますよ。
建前や嘘を見抜く方法【7選】
[はじめに:なぜ7つに厳選できたか]
世の中にはたくさんの方法がありますよね。私もたくさん試してきました。その中で効果があった方法を解説するわけですが、少しだけ経緯をお話ししたいと思います。
私は医療従事者として病院だけでなく人間ドック・健診センターでも働いておりました。検査をするうえで患者や受診者に生活習慣等を聞くことがあります。しかし多くの方は100%正直に教えてくれることは少なく何かしら隠しています。
検査結果を出すうえで必要な情報ですので、どうにかして聞き出せないか悩んでいました。そこで相手の本音を見抜く方法を試行錯誤してきました。
本や講習会、先輩・上司のアドバイスなども参考にし自分なりに建前を見破り本音を知る方法を確立しました。そんな経緯で培った方法のなかで、即実践でき確実に効果のある方法を解説していきます。
[建前・嘘を見抜く7つの方法]

建前や嘘をつくときってソワソワしませんか?バレないよね…とか、つじつまが合った返答かな…とか色々考えてしまうものです。
人間は不安から逃れるために、気を紛らわそうと行動します。生体反応として体の一部分を触る仕草を「なだめ行動」といい、最もよくあらわれる仕草に鼻を触るという行為があるのです。
触る鼻の箇所によって意味合いは若干異なりますが、いずれにせよネガティブな感情を抱いていることに違いはありません。
しかし鼻を触ることが癖やアレルギー反応の場合もありますので、普段から鼻を触る人物なのか確認しておきましょう。

どんな時でも無表情な人はそうそういません。会話の内容・感情に合わせて自然と表情も変化します。
感情を隠そうとすれば、自然な表情の変化をかき消そうとしますのでどこかぎこちない表情になってしまいます。愛想笑いやひきつった表情などがそうです。
何かを隠していてわかりやすい表情の変化としては、急に無表情になることや瞬きの回数が急に増えることです。
人間は「やばいかも!?」と思えば無表情になりますし、マスクをして顔全体がみえないときは瞬きの回数に注意してみましょう。

柳葉敏郎さん演じる「踊る大捜査線の室井慎次」は動揺したり考え事をする際、頬をふくらましますよね(舌先を入れたりもします)。
会話中にこの行為をすれば、何か思考を巡らせている、建前を考えている可能性が高いです。頬は片側でも両側でも意味合いは同じです。
頬をふくらますことは表情が良く変わる人よりも、普段から無表情の人に多く見られます。さきほどの瞬きの回数とともに、建前を見抜くにはとても効果的です。

「目は口ほどにものをいう」といいます。慣用表現ですが、例えでもなんでもなく言葉通りだと思います。
目の動きは脳の影響を受けます。例えばあなたが思い出話をしているとして、なかなか情景を思い出せなときありますよね。きっとその時、上の方を向いて思い出そうとしませんか?
このように脳の動き(思考)によって目は動きます。そしてその方向によって意味合いが異なりますので以下に紹介します。
つまり基本的に右のほうに視線がいけば、建前や嘘など空想事をその場で作り出そうとしているのです。
1つ注意です。対面で話している場合、相手が右を向けばあなたにとっては左に視線が動いているように見えますので気を付けてくださいね。

質問に対し即答できるということは、すでに考えがまとまっているからです。建前を言おうとすれば、もちろんその場で考える時間があります。
人は3~5秒以上の待ち時間があると「長い」と感じる統計データがあります。このデータは人間の本能であり、つまり即答とは3~5秒以内に返答できることです。
すぐに返答が返ってこないのであれば、本音を隠している可能性が高いです。しかし普段から返答までの「間」がある人にはあまり適用できません。
そんな時は先ほどの「目の動き」を確認しましょう。ん~…とか、あ~…とか、そうですねぇ…と言っている時どこを向いているか確認すれば、出てくる言葉が事実か空想かが判断できます。

例えば、面接はとても緊張するもので、終わってから部屋を出ると「ふぅー」と一息つきたくなりますよね。
緊張から解放されリラックス状態になるとき、人は酸素を多く取り込むため大きく息を吸います。そして溜まった二酸化炭素を大きく吐き出します。
建前や嘘をついている時、人は不安や緊張感を抱いています。「ばれてないかなあ」とか「この建前(嘘)で大丈夫だったかなあ」と思っているはずです。
そしてこの会話が無事に終わると、不安や緊張から解放され大きく息を吐きたくなるわけです。生理的現象です。
ここでいう大きく息を吐くとは、ただ息を吐きだす行為だけではありません。例えば会話が終わって「いやあーー、やっぱり大変ですよねえ」と言われたとします。この時「いやあーー」と共に息を大きく吐いていれば、何か不安や緊張感を抱いていたという確証になるのです。

学生の頃、休み時間が終わり先生が教室に入ってくると「先生来たぞっ」とみんな身構えますよね。
危険を感じた時、筋肉は緊張状態になります。これは動物の本能で、捕食者が近づいた時すぐ逃げられるようにするための反応です。
「危険」とは不安、焦り、恐怖などネガティブな感情を抱いた結果、脳が全身に送る信号のことです。つまり建前や嘘をついている時、人は不安な気持ちになっていますから、全身の筋肉は知らずのうちに緊張状態になっています。
ここで建前や噓がばれないようにするため、平常心に戻そうと心を落ち着かせようとします。それとリンクして筋肉の緊張状態も解くために体を適度に動かしたくなるわけです。
その最も分かりやすく動く部分が「上半身」です。上半身を伸ばす、左右に傾けるといった動きが多く見られます。
確証が欲しい時の手段

相手の発言に違和感を感じ「建前や嘘を見抜く方法」で、感じた違和感は本物だったことが分かると思います。しかし偶然だったかもしれません。
何事も1つや2つ程度の根拠で証明することは非常に安易なことです。普段の何気げない会話であれば、1つや2つの根拠で疑っても良いと思います。しかしそれがビジネスなど重要な局面であればあるほど慎重に判断したいものです。
ではどうすればよいか。
それは、同じような質問を何度かしてみることです。簡単で単純な方法ですね。
ここで1つ注意です。相手に悟られないようにするため、全く同じ文言で質問しないことです。同じニュアンスでも言葉を変えて質問しましょう。
そして相手の反応をみて疑わしければ、本音を隠していると確証が持てます。
そもそも本音と建前とは何か
まず「本音」とはある事柄に直面した時に感じる自信の素直な感情のことです。この本音は相手や集団に求められるものとは食い違うこともあります。
そこで相手や集団の欲求に合う言葉で形作られたものが「建前」です。
建前は日本人の価値観に固有なもので、英語でもしばしば「honne to tatemae」といわれるほどです。日本人は「お・も・て・な・し精神」をはじめとして謙虚さを大切にします。従って相手や集団の欲求に合わないのであれば、自分の思いを押し殺してしまえる「建前」が浸透していったと言われています。
本音を引き出す方法

相手の建前や嘘を見抜けたところで本音を聞き出せなければ、もやもやが溜まるだけです。「建前や噓を見抜く方法」と共に「本音を引き出す方法」も習得していきましょう。
[1]相槌を打つ
適切に相槌を打つことは、しっかり話を聞いている・話を理解していると示すことができます。建前や噓をついた相手にとって、相槌の効果は絶大です。
「あなたの話を真剣に聞いて理解していますよ」と示すことで、建前や噓をついたことに対する申し訳なさや、本音を理解してもらいたいという心理へと導くわけです。
しかし過度な相槌は逆効果です。あなたの話を聞きたくない、早く話を終わらせたいと伝わってしまうからです。
適切な相槌とは文章や段落で1回まで行うことです。
[2]対面を避ける
想像してみてください。会社の飲み会で上司が目の前にいるのと横にいるのとではどちらが緊張しますか?目の前にいるほうが常にみられているようで緊張するかと思います。
対面ではもちろん目と目が合うことになります。これにより心理的に圧をかけプレッシャーを与えることになってしまうわけです。そんな状況で本音を話そうとは思いませんよね。
本音を聞き出すときに最も良い立ち位置は斜め前で話を聞くことです。表情や身振りが分かるうえ、圧迫感を与えずにリラックスした状態を作り出すことができます。
また真横で話を聞くのは、相手との実際の距離感もかなり近くなりますので関係性によっては緊張感が増したり、落ち着かなくなってしまうこともあります。
状況によって使い分けることが大切ですが、基本的に斜め前であれば問題ないです。
[3]たたみかける
行動心理学ではゼイガルニク効果といわれる手法です。
「ということはつまり?」などと返答に対し追い打ちをかけることで、本音を引き出す方法です。
ゼイガルニク効果とは人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象のこと言います。つまり未達成の事柄が記憶に残り続けることで不安につながるということです。
ここでいう未達成とは「本音を言えず心にとどめている状態」です。本当は思っていること(本音)を言いたいけど、相手の気分を害するから建前を言うわけで、本心は自分の思っていることを言いたいし理解してもらいたいのです。
くすぶっている状態にアプローチして解放させることができればこっちのものです。
[4]違う視点から質問する
建前や嘘をついていることに確証を持たせるため、同じようなニュアンスで言い方を変えて質問することが効果的であると解説しました。
この方法は、さらに本音を引き出すこともできます。
違う視点で質問することは、相手にとって予想外の質問です。同じニュアンスの質問をされていると見極められることは稀です。油断を誘い本音を漏らしてしまうでしょう。
例えば「この提案どう思う?」という質問であれば、「この提案で疑問に思うこととか不自然なところ教えて?」といえば、適当な返答(「いいと思いますよ」など)を避けることができます。。
それが「本音」か確認する方法

「本音を引き出す方法」実践し、相手が本音を話始めました。それって本当に「本音」なのでしょうか。ここからは話始めた本音が真実の「本音」か確認する方法を解説します。
[1]自分の顔をまっすぐ見ているか
自信のない言葉であれば目線をそらしたくなるものです。言い訳や嘘をつく時、相手の顔をチラチラ見ませんか?不安や焦りからくる発言は相手の顔をまっすぐ見て話すことは難しいのです。
「建前や嘘を見抜く方法:返答スピード」で人間の本能では3~5秒以上の時間は長く感じると解説しました。ですから相手の顔を3~5秒以上見られないということは長時間の目線を合わせることができない理由があるからなのです。
チラチラ目線を外す、そもそも顔を合わせない場合は注意です。また建前や嘘をついている可能性があります。
また10秒も20秒も目線を外さず凝視してくる場合も注意です。人間は3~5秒以上は長いと感じます。本音を語っていても、ある程度体も動かすし目線も外すします。しかし嘘をつく時には目線が動く、体がソワソワするということを既に知っている人もいます。この場合、不安や焦り、動揺を悟られないためにあえて凝視するわけです。
たまに「うわ、この人めっちゃ見てくる…」と感じたことはありませんか?このように違和感を感じた場合は注意しましょう。
[2]言葉がこもっていないか
例えばあなたが「本当のところはどうなの?驚かないから」といわれ、じゃあ本音を話してみようと語りだしました。その時あなたは「本音を言うぞ!」と決心したはずです。
本音とは「自分の内なる思い」です。それを表に出すとき、それなりに勇気がいりますよね。自然と声圧が高まるわけです。臆病な人では話始めは少しこもっているかもしれません。しかしだんだん自分の思いを話せることで気持ちよくなり、こもり声が取れてくるはずです。
「本音を引き出す方法」に従って話を聞いているにもかかわらず、ずっとこもった声でぼそぼそ話している場合は、まだ何か隠しているかもしれませんので注意が必要です。
[3]ときおり見せる笑顔を確認
「建前や噓を見抜く方法」として表情、特に急に笑顔が消える・深刻な表情に変わった時は注意すべきと解説しました。不安や焦りなどネガティブな感情を抱いたとき、人は一瞬でも柔らかい表情を保てなくなります。
「本音を確認する方法」ではこの逆です。本音を受け入れてくれた時、安心や気持ちよさといったポジティブな感情を抱きますから、この感情とリンクして表情が柔らかくなります。
人によって、表情の変化は一瞬かもしれません。圧迫感を与えないように表情を確認しましょう。
1つ注意です。この表情の変化はあくまで、本音を語っている時だけです。仮にあなたが相槌をうったり共感したりした時にだけ笑顔が出るのであれば、それは「うまくごまかせた、良かった」と思っているからかもしれません。
まだ安心はできない

ここまでで建前や嘘を見抜き本音を引き出す、さらにその本音が真実であるか確認するところまで解説しました。
大抵のケースは即実践可能です。効果もあります。しかし正直なところ今回解説した方法だけでは、穴があることも確かです。
人の言動や行動は十人十色です。育ってきた環境や経験によって価値観や性格、振る舞い方も千差万別なのです。ですから今回解説した方法が通用しない人間も、また存在します。
そんなイレギュラーで失敗しないために、あなたが身に付けるべきことがあります。
それは行動心理学の知識です。
今回解説した方法は私の経験と行動心理学に基づいた方法でした。特に今回は「即実践できる」をテーマに解説しましたので、まだまだ「建前や噓を見抜く方法」やその後のアプローチ方法も存在するわけです。
ですから今回解説した実践方法を行いつつ、イレギュラーに備えて行動心理学を学んでいきましょう。せっかくの機会ですから今行動してみませんか?
行動心理学を学ぶとなると参考書や動画、インターネットをイメージするかと思います。しかし心理学等の基礎的知識がない場合、非常に理解しにくく難しいです。
そこで私がおすすめしたい方法が「行動心理プロフェッショナル」の資格取得を目指すことです。心理学など基礎からわかりやすく学ぶことができ、資格も取得できます。

初心者が行動心理学を学ぶには前提知識が必要で、なかなかハードルが高いです。しかし資格取得支援サイト「ラーキャリ」での行動心理プロフェッショナル資格講座は、初心者に寄り添ったカリキュラムによりどなたでも行動心理学を習得することができます。
参考書で学んでいくとなると、心理学から行動心理学まで何冊も参考書を揃えなくてはならず、また専門書となると1冊1万円と非常に費用が掛かります。しかし行動心理プロフェッショナル資格講座であれば、高額な費用や多大な労力をかけずに講座1つで習得できるのが魅力です。
では講座詳細をわかりやすく紹介していきます。
カリキュラム内容
このように心理学から学べ、行動心理学を網羅できます。
特徴や魅力
・基礎から実践まで網羅できる
・履歴書でアピールできる資格である
・コスパが良い
・分からない部分はメールで聞ける
・試験を自宅で受験できる
・講座の学習期限の制限なし
・問題集やサポートが充実しており、試験合格後に知識が薄れていくのを防げる
価格・支払方法
[テキスト、問題集等、各種サポート、受験料]
49,500円(税込み)
[試験のみ]
11,000円(税込み)
[割引システム]
2講座申込:10%引き(約8,000円以上も割引)
3講座申込:20%引き(約20,000円以上も割引)
[分割払い]
10回払いまでOK
[支払方法]
クレジット決済、銀行振込、後払いドットコム
※後払いドットコムとは
支払い方法で「後払いドットコム」を選択後、請求書が届きます。
その後希望する決済方法で支払が完了します。
⇒コンビニ決済、郵便振込、銀行振込、クレジット決済、LinePay
後払いドットコム詳細ページはコチラ
行動しなければいつまでも抜け出せないでしょう(申込案内)
今からコツコツと学んでいけば相手の心理が目に見えるようになります。
自分の思った通りに相手を導くこともできます。
相手の建前や嘘で悩む必要すらなくなります。
しかしここで行動しなければ、また悩みモンモンとする日々に戻ります。苦しい日々に戻りたいならば、何も行動しなくてもいいと思います。
この記事を読んだ今、行動するキッカケができました。チャンスを逃さないでください。


まとめ
今回は明日から即実践できる建前と本音を見抜く方法から本音を引き出す方法まで解説しました。
明日からぜひ実践してみてください。はじめは慣れないかもしれません。少しずつでいいんです、行動することが大切です。
実践すると同時に行動心理学も学んでいきましょう。行動心理プロフェッショナル講座 ならば、これだけで心理学の基礎から行動心理学まで網羅できます。
あなたも「行動心理学」をマスターすれば、嘘のように悩みを解消しているはずです。今日もマスターしたスキルを発揮できる!と毎日がワクワクしているはずです。
私のブログでは今回のように苦手を克服・スキルアップするノウハウを日々更新しております。他にもコミュニケーション力・トーク力など伸ばしたいスキルがあれば下記のカテゴリーページから参考にしてみてください。
カテゴリーページ:スキルアップ
※おすすめ記事:社会人が取るべき資格34選
また医療従事者(臨床検査技師)である経験から臨床検査技師や医療情報も発信しております。あなたの周りに臨床検査技師になりたい方がいたり、医療業界について知りたいという方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
カテゴリーページ:臨床検査技師
今回もお読みいただきありがとうございました。
ではまた次回に。。
コメントを残す